【EV全約50車まとめ】電気自動車 ランキング(700万円以下)

EVを検討されている方も増えてきたかと思いますが、とはいえどのEVを買えばいいのか本当に悩ましいですよね。
 
EV車購入時には、個々人の使用用途だけではなく、充電網やサービス体制等、特に色々なファクターを考えなければなりません。
その為、一概に車両の優劣をつけるのは難しいですが、この記事では、電池容量・航続距離等の性能面に主にフォーカスしていきます。
 
偏見と独断も交えながら、700万円以下の価格帯に於いて、主に性能面から考えたおすすめのEVモデルをご紹介しましょう。
*21年11月時点で日本で販売が開始されているモデルが対象。
 

EV 人気おすすめ ランキング

1位:テスラ モデル3 ロングレンジ

第1位は、テスラモデル3のロングレンジです。
現時点のEV全ラインナップを見ると、正直なところ、テスラが頭1・2つ抜けております。
モデル3は、2019年から販売が開始されており、2021年には約150万円もの大幅な値下げを行っております。
 
21年10月時点で、価格は534万円スタートとなっており、0-100km/h加速は4.4秒、航続距離は614km(WLTP値)となります。
各社のカタログ数値のため、単純比較は難しいですが、0-100km/h加速でいえば、約1,000万円するジャガーのI-PACE(4.8秒) よりも、早いです。
 
航続距離についても、600kmを超えるモデルはかなり限られており、これが500万円台で買えるというのは流石テスラといった感じです。
モデル3には3グレード用意されておりますが、航続距離が最も長い”ロングレンジ”が最もおすすめです。
スタンダードモデルとは価格差が約80万円ありますが、EVは兎にも角にも航続距離(≒バッテリー容量)の為、航続距離が約170km長い”ロングレンジ”をおすすめします。
 
また、”ロングレンジ”からは前後輪にモーターが装備され、4WDとなるため、加速性能等も強化されております。
走行性能を最高まで高めたいという方には、パフォーマンスグレードがおすすめです。
 

2位:日産 アリア B6 limited

テスラモデル3に次ぐ、第2位は2021年に販売開始された日産アリアです。
アリアは新しい日産のフラグシップモデルとして投入され、”limited”は世界に先駆けて販売される日本専用特別限定車となります。
既に予約購入は可能ですが、納車は最短で21年冬以降となっております。
価格はエントリーモデルであるB6 limitedの660万円スタートとなっており、最高出力は160kW/最大トルクは300Nm、航続距離は450km(日産社内測定値)となります。
 
日産はアリアの為にEV専用プラットフォームを開発し、社内空間等も広くとることができるため、700万円以下でSUVを検討されている方には良いモデルかと思います。
 
アリアは4グレードで展開されており、電池容量が66kWhのモデルが”B6″、91kWhのバッテリーを積んだモデルが”B9″となります。”e-4orce”と名前についているモデルが4WDとなります。
おすすめモデルは、B6です。
4WD(e-4orce)は確かに魅力的ですが、4WDにすると、モータ数が増える分、航続距離が短くなります。
 
価格・航続距離を考えるとB6がコストパフォーマンス的には、ベストバイになるかと思います。
もちろん、予算に余裕がある場合は、電池容量が大きい”B9″を選んだ法が快適なEVカーライフを満喫できるかと思います。
 

3位:メルセデス・ベンツ EQA

第3位は2021年に販売開始されたメルセデスのEQAです。
EQAは同社のコンパクトSUV(ガソリン車)である”GLA”と同じプラットフォームのEVとなります。
つまり、車体から内燃機関を取り外し、代わりに66.5kWhのバッテリーと前輪を駆動するモーターを装備したモデルです。
 
価格は640万円スタートとなっており、最高出力は140kW/最大トルクは375Nm、航続距離は422km(WLTC値)となります。
内装等を含めたトータルパッケージとして、非常に魅力的な車になっております。
メルセデス・ベンツからは、既に発売されているEQA・EQCに加えて、今後EQB・EQSとEVラインナップが充実されていく予定です。
 

4位:レクサス 300e Version C

第4位は2020年に販売開始されたレクサスの300e VersionCです。
 
価格はVersion Cの580万円スタートとなっており、最高出力は150kW/最大トルクは300Nm、航続距離は367km(WLTC値)となります。
UX 300eはEV専用プラットフォームではなく、ガソリン車である(and ハイブリッド)UXと同じプラットフォームを使用しております。
 
UX 300eにはVersion Cの他にVersion Lがありますが、走行性能・積んでいるバッテリーはまったく同じです。
装備や内装がVersion Lの方が充実しており、例えば、Version Lには車内の静粛性に大きく貢献するアコウスティックガラスが標準装備されております。
そのため、内装の豪華さや車内静粛性を求める方は、55万円追加してVersion Lが良いのではないかと思います。
 
22年年央にはスバルと共同開発のEV専用プラットフォームを使用したbz4xが販売開始されるということで、EV購入を急いでいない方は、bz4xの値段・スペックを確認してから、300eを検討してもいいかもしれません。
 

5位:ホンダ Honda e

最後にご紹介する第5位は2020年に販売開始されたHonda eです。
Honda eは、都市型コミューターとして開発されたコンパクトEVです。
価格は451万円スタートとなっており、最高出力は110kW/最大トルクは315Nm、航続距離は283km(WLTC値)となります。
バッテリー容量が35.5kWhと小さめなので、短距離を移動する街乗り用と割り切った使い方がいいでしょう。
 
Honda eはEV専用プラットフォームということもあり、コンパクトなボディーでありながらも、大人4人が快適に過ごせる空間となっております。
また、RRレイアウトにより、最小回転半径が4.3Mと驚異的な小回り性能となっており、主な用途が街乗りの方には、使いやすい車です。
 
上位モデルとしてHonda e advanceが用意されており、通常モデルと積んでいるバッテリーやモーターは同じものですが、
PCU等の違いにより、最高出力も高くなっております。(上位モデルには、サンルーフ等の装備も有り。)
 

補足:EV専用プラットフォームについて

EV専用プラットフォームとは

EV専用プラットフォームとは、エンジン車で使っている既存のプラットフォームを使い回さずに、EV用に新しく専用開発したプラットフォームのことをいいます。
 
EV専用プラットフォームは、バッテリー・モーターを積んでいるEVを作る為の土台で、エンジンを積んで内燃機関車にすることは出来ません。 一方で、共通プラットフォームは、エンジンを積んでガソリン車にすることも可能ですし、モーター等を積んだEVにすることも可能です。
共通プラットフォームを使用しているEV車が、特に700万円以下の価格帯では、販売されているEV車の多くを占めます。

購入するなら、EV専用プラットフォームがおすすめ

ご紹介した5つのモデルの内、3つのモデル(モデル3・アリア・Honda e)がEV専用プラットフォームを使用しております。
 
個人的にはEVを購入するなら、EV専用プラットフォームのモデルを購入するのをおすすめします。
 
共通プラットフォームはガソリン等にも対応できるように、なにかしらの足枷がついています。
室内空間を広く取れる等のわかりやすい点以外にも、細かい走行性能等にも大きな差が生まれます。
 
例えば、EVにはエンジンがない為、グリルから空気を取り込みエンジンを冷やす必要がない為、グリルを塞ぐことが出来ます。
(或いは、グリルを開ける量を減らすことが出来ます。)
グリルを塞ぐことで、空気抵抗の低減に効果を発揮し、燃費だけではなく、走破性も向上します。
 
ちなみに、メルセデスEQAやLEXUS500e等の共通プラットフォームを使用したEVモデルのメリットは、価格が抑えられることです。
そのため、消費者目線でも、お手軽な価格でEVを購入できるという利点があります。
 

最後に:

偏見と独断を混じえて、主に性能面から考えたおすすめのEVモデルをご紹介致しましたが、いかがでしたでしょうか?
 
やはり完全電気自動車(略BEV:PHEVを除く、ピュアなEVという意)の性能面では、テスラに一日の長があります。
日本勢を含む既存メーカーも、EV専用プラットフォーム開発を含めて、新しい車種をどんどん投入してくるので、今後が楽しみです。
 
購入検討の際には、ご自身のライフスタイルにあった車両を選ぶのは勿論のこと、各社のアフターサービス体制や充電環境との兼ね合いが大事になってくるかと思います。
EVは充電環境が本当に大事です。

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