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電気自動車の充電はコンセントから?
“そろそろ電気自動車を検討しようか”と考えている読者の方も多いかと思います。
電気自動車は、ガソリンの代わりに電気による充電が必要です。自宅に充電スタンドを設置出来れば、より満足なEVカーライフになるのは間違いないです。
自宅充電において、もっとも安く手軽に設置できる充電設備が「充電用コンセント」です。
この記事では、充電用コンセントとはどのようなものか、電化製品等に繋ぐ普通のコンセントで充電できるの?等について解説していきます。
電化製品等に使用する一般的なコンセントで充電可能?
まず、EV専用コンセントを設置せずとも、電化製品に使用する一般的なコンセントでEVを充電出来ないのかという点についてですが、
結論、可能なものもありますが、火災等の原因にもなるので、専用のEV充電用コンセントが必要です。
安全に充電するためには専用のEV充電用コンセントが絶対に必要です。
EVの充電用コンセントは日本配線システム工業会規格に準拠し、専用の電源プラグに対応しています。
また、最も重要なポイントとしては、一般的なコンセントだと、電源プラグのロック機能が働かず、焼損や火災の原因になります。
EV充電用コンセントのロック機構
EV専用コンセントには、コンセントとケーブルの突起部が引っかかり、ロックされる構造があります。ケーブルはしっかりと奥まで差し込んでロックをすることで、差し込みが不十分なことによる、焼損や火災を防ぐことが出来ます。(以下は接続イメージ)
また、家庭用の一般的なコンセントでは、出力が低く、EVの充電に時間がかかりすぎます。
一般的なEVの自宅充電では、200Vの充電用コンセントを使用しますが、その出力は約3kWとなります。家庭用の一般的なコンセントは通常100Vで、出力も半分以下です。
EV充電用コンセントには何が必要???
充電用コンセントはコンパクトで、壁面に取り付けられるので設置する際に場所をとりません。
ただし、充電用コンセントに必要なものとしては、”車載充電ケーブル”の使用が前提となっています。
基本的に、車載充電ケーブルは、各電気自動車購入に標準搭載されています。
(下は、日産リーフの車載充電ケーブルになります。)
電源プラグを充電用コンセントに、充電用コネクタを車の充電口にそれぞれ接続して充電を行います。
EV充電用コンセントの総費用はどれくらい?
総費用としては、10万円~20万円になります。
EV充電用コンセント自体は、多くの製品が3,000円台から1万円程度で購入できます。
但し、ブレーカーやスイッチ用の防滴ケースや、EV充電用コンセント等の設置が必要で、これらの工事におよそ10~20万円かかります。
(分電盤からコンセントの設置場所までの配線の長さなどの条件で変動。)
*EV充電用コンセントを200Vコンセントにする場合、200Vの電気が自宅にきている必要があります。ここ10〜20年の間に建築された戸建住宅は、200Vの電気が通っているため、問題ないと思いますが、通っていない場合は、まず200V化の電気工事が別途必要になります。
どうやってコンセントを設置すればいいのか?
戸建てにお住まいの方向け:
1戸建てにお住まいの方は、コンセントの設置許可を誰かから取る必要もないですし、電気が通ってさえいれば設置が可能です。
電気工事が発生しますので、DIYでの施工はできません。必ず、電気工事士の有資格者に工事を依頼する必要があります。
戸建てにお住まいの方でEV購入を検討している方は、検討しているブランドのディーラに、充電器設置について相談するのがおすすめです。
自分でも充電装置を購入し、有資格者に工事を依頼することが出来ますが、購入車両が受け入れることが出来る充電能力を完全に生かしきれない可能性があります。
自動車メーカーが独自に提携している電気業者がいますし、業者さんの設置費用が、異常に高額といったこともまず無いです。
マンションにお住まいの方向け:
自宅が一戸建ての場合は設置のハードルは低いですが、マンションの場合はハードルが高くなります。
費用負担や、場合によっては合意形成等が必要となります。
また、お住まいのマンションの駐車場のタイプも重要な要素です。
平置き駐車場の場合は、各自の区画に充電器を設置するか、または空いている区画を充電専用として割り当てることで充電器を設置出来ます。
一方で、機械式駐車場の場合、充電器を追加設置することは一般的に困難です。
まずは、管理会社に相談してみることをおすすめします。
補足:普通充電・急速充電とは?
普通充電
普通充電とは「普通充電設備」と呼ばれる設備を使用した充電方法です。
普通充電設備は一般の戸建て住宅や商業ビル等に設置されるもので、単相交流100Vもしくは200Vコンセントを使用することが一般的です。
100Vは将来性の部分や充電能力が低いので、お勧めしません。
普通充電は急速充電に比べ、充電時間が長くなりますが、その分設備導入費用が少なく済みます。これが自宅での大多数の充電が、普通充電になっている理由です。
仮に、自宅に急速充電設備の設置を希望するならば、設置には150万円以上の費用がかかります。
長時間停車することの多い自宅の駐車場や、宿泊施設などにおける日常的な充電設備としてはこちらの普通充電がおすすめです。
急速充電
急速充電とは「急速充電設備」を使用した充電方法です。
主に3相200Vを電源として使用しています。
その名の通り、充電時間は普通充電に比べて極端に短く、バッテリー残量がごくわずかな状態から30分で約80%程度まで充電することも可能です。
(車両のバッテリー容量・車両の状態等によります。)
設備導入コストは普通充電設備に比べて、圧倒的に高くなります。
2つの充電方法の比較
さて、充電方法には大きく分けて二つの方法があることがわかっていただけたかと思います。
以下に簡単な比較イメージを載せておきます。
まとめ
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一般的なコンセントでも充電できないことはないが、火災等の原因にもなるので、専用のEV充電用コンセントを設置する必要がある。
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EV充電用コンセントに必要なものとしては、”車載充電ケーブル”。車載充電ケーブルは、各電気自動車購入に標準搭載されていることが多い。
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EV充電用コンセント自体は、多くの製品が3,000円台から1万円程度で購入可能。 但し、ブレーカーやスイッチ用の防滴ケースや、EV充電用コンセント等の設置が必要で、これらの工事におよそ10~20万円かかる。
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戸建てにお住まいの方でEV購入を検討している方は、検討しているブランドのディーラに、充電器/コンセント設置について、まずは相談するのがおすすめです。
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マンションにお住まいの方は、まずは管理会社にコンセント設置の可否を相談してみることをおすすめします。
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