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世界でよく売れているEVメーカー・モデルはどれ?
日本でも少しづつEVを見かけることが増えてきていますが、世界では急速にEV化が進んでいます。
例えば、ノルウェーでは21年9月の新車販売の約8割がEVになっております。
EVを検討されている方の中には、世界でどんなブランド・モデルが売れているか知りたいという方もいらっしゃると思います。
この記事では、世界での電気自動車の販売台数ランキングをご紹介していきます。
参照元は、日本の報道番組等でも参照されている”EV Sales”というアメリカのメディアとなります。
【参照記事】
ブランド別_EV販売台数ランキング(2020年1~12月)
まずこのランキングでは、純粋なEV(いわゆるBEV)だけでなく、PHEVの販売台数も含まれていることに注意が必要です。
()内は、年間のブランド販売台数実績(2020年1~12月)
やはり、テスラ強い、、、
世界で最も電気自動車を販売しているブランドはテスラという結果になりました。
20年の販売台数(1-12月)は約50万台、フォルクスワーゲン(VW)が約22万台ですので、1位と2位に2倍以上の差があるということになります。
中国ブランドの台頭
トップ20の顔ぶれには、中国メーカーが最多の8社がランクインしております。(中国企業傘下に入ったボルボを含めると9社)
国策としてEVに力を入れている中国メーカーの台頭は凄まじいですし、自国に巨大なマーケットがあるのはやはり大きな強みになっています。
車としてもNIO・Xpeng・Li Autoの中国EV新御三家を筆頭に、完成度の高い車が出来てきており、今後日本でも購入できるようになる日が必ずくるでしょう。
(下はNIOのes8というEV SUV)
日本ブランド
日本勢からは日産とトヨタがランクインしています。
2020年における、日産の販売台数は6.2万台、トヨタの販売台数は5.5万台となっております。
トヨタは先日(21年12月)、2030年のEV世界販売を350万台にするということを発表しているので、今後のEVラインナップにに期待です。
モデル別_EV販売台数ランキング(2020年1~12月)
次にモデル別に、世界の販売台数ランキングを見ていきましょう。
(EV Salesから抜粋)
テスラモデル3が36.5万台で、テスラ全体の販売台数が約50万台なので、テスラ販売台数の内、7割程度がモデル3の販売ということになります。
テスラのエントリーモデルとして、モデル3は世界中で売れているモデルになっています。
日本でも販売が予定されているモデルYも、世界で大ヒットしており、第4位にランクインしています。
2位は宏光Mini EVとなります。
宏光Mini EVは、中国の上海汽車とアメリカのGMが合弁で設立した上汽通用五菱が開発した小型EVです。中国国内で2020年より発売を開始し、エアコンを装備した最上位グレードでも60万円相当で、エアコンがないベース車なら50万円を切る価格を実現しています。
中国では大人気のモデルとなっており、販売台数を急速に伸ばしています。
ルノーやVWのEVも、PHEVを含んでいる台数ではありますが、世界でよく売れている電気自動車と言えます。
日本ではまだ買うことが出来ないモデルが多くありますが、今後順次日本でも買えるモデルが増えてくると思います。
2020年の販売台数ということもあり、日本勢は日産リーフと三菱のアウトランダーPHEVの2モデルのみがランクインしています。
アウトランダーはPHEVの為、純粋なEV(BEV)という観点では、日産リーフのみという結果になっています。
今後、トヨタのEV等が市場に投入されるということで、日本ブランドにも期待したいところです。
最後に、、、
いかがでしょうか?
まだまだ自動車販売台数全体を考えると、世界でもEVの販売台数が多いとは言えないとは思いますが、今後先進国では急速に普及していくことは間違いないと思います。
是非EV購入検討の際には、世界で良く売れているモデルについても、検討リストに入れてみる価値はあるのではないでしょうか?
また、EVを多く販売しているブランドであるということは、EVのインフラ面(充電網の整備等)に力を入れているブランドであるということにも直結します。
実際、日本でもテスラやVWグループは、充電網の整備等で先行している面があります。
そうした観点からも、世界での販売台数ランキングを頭の片隅に入れておくと、良いEV購入につながるのではないでしょうか。
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